後藤 慎吾

UPDATE
2025.10.16

その他

彼岸過ぎても

前々回のコラムで書籍の執筆の締め切りが9月末だと述べたが、10月も半ばだというのにまだ原稿を書いている。本業が忙しかったこともあり想定通りに進まず、無理を言って締め切りを11月末まで伸ばしてもらった。 

 

法律書の執筆というのは、法律、政令、省令などの法令に書いてあることを読者に分かりやすく説明すればよい。小説家のように無から有を生み出す必要がないので、私のような創造性のない人間でも著者になることができる。ただ、間違ったことは書けないので、裏をとるために様々な法律書を読み込んでいるとあっという間に1日が過ぎてしまう。48歳になったというのにいまだに勉強の日々だ。 

 

法律について1日あれこれ思いを巡らすのはしんどい作業のように思われるかもしれないが、忘れていたことを思い出し、新たな知見に触れることができるので結構楽しい。司法試験の勉強の時もそうだった。法を学ぶことが生来好きなのだと思う。 

 

このような成長の機会をいただけていることに感謝しつつ脱稿まであと1か月半駆け抜けたい。 

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