荒巻 慶士

UPDATE
2024.03.21

その他

年度が変わる時

  何十何回目かわからないが、さらなる引っ越しを終えて、バタバタと迎えた年度末である。

 昨年の会計を締めて、税金を申告し、多くの会社は営業年度を終える。会社員も公務員も一年を振り返り、異動の季節に。学生・子どもたちは、卒業、就職、入学、進級と、それぞれに新たな門出となる。

 桜の花とともに咲き、散って、心がリセットされる。いやなことも、不快なことも、いったん忘れることにしよう。

 グローバル基準と違うかもしれないが、4月開始の年度はやはり捨てがたい。

後藤 慎吾

UPDATE
2024.02.26

その他

独立

私が荒巻弁護士と独立開業して来月で8年が経つ。弁護士登録してから独立するまで10数年かかったが、その間も、いつか独立して自らの事務所を構えたいと思っていた。

 

弁護士の数が増えている昨今、東京で独立するのは難しいともいわれる。独立当初はどうなることかと思ったが、依頼者、荒巻弁護士、事務所のスタッフ、妻など、多くの方々に支えていただいてここまで来ることができた。

 

これからも、周りの方々に対する感謝の気持ちを忘れず、荒巻弁護士と力を合わせて依頼者の権利・利益の実現に向けて全力を尽くしていきたい。

荒巻 慶士

UPDATE
2024.01.20

その他

気づく感性

 ニューヨークで2年ぶりの積雪と、事務所に向かうバスでニュースを見た。この町に滞在したのは30年以上前のことだが、当時、冬は本当に寒くて、時折大雪に見舞われた。雪原となったセントラルパークで、雪の降らない国から来た留学生と転げたのを思い出す。東京で日ごろ実感する温暖化だが、世界中で起きている事象であることは案外見えにくい。

 

 新年早々、能登を大地震が襲い、テレビの繰り返す津波の警告が正月気分を吹き飛ばした。「忘れたころ」にやってきたわけではない。まさに昨日のことのように地震の記憶は鮮明だが、意外なタイミングでやってきた。旅行中、帰省中、時を選ばないということだ。死者は200人を超えたという。過去の震災の教訓が生きた点はあるだろう。生かされなかった点はどこか。

 

 世界に目を転じると、昨年から、ウクライナ、パレスチナと戦争の連続。まさに死屍累々。年を明けて、大統領選を今秋に控えるアメリカでは、共和党の初回候補選でトランプ氏が大勝したという。

 

 見えにくいが、目を凝らすと見えてくるものがある。怖いのは慣れ。感性を鈍らせないようにしたい。鈍ろうとする感性には、ドグマ的に自身を律する必要もある。生命の尊厳、戦争放棄、法の支配…、ぶつぶつと唱えてみる。

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