後藤 慎吾

UPDATE
2020.08.17

その他

今やるべきこと

今年の夏はいつもとは違う夏になりました。我慢を強いられる夏、悔しい夏、つまらない夏になっている人は多いものと思います。

 

私はといえば、仕事と、来年の春に出版予定の書籍の執筆に明け暮れており、いずれにしても今年の夏は遊びの気分にはなれなかったので、今やるべきことをやるだけ、というなんとも清々しい気持ちでいます。

 

ワクチンが供給されるようになれば、今のような鬱屈とした社会の雰囲気も改善されるでしょう。そのころの私は未だ執筆と格闘しているのか、はたまた脱稿して晴れ晴れとした気分で新型コロナウイルスともさよならできているのか。

 

やっぱり後者の方がいいに決まっているわけでして、今やるべきことをやるだけと心に決めて、執筆活動に戻る夏の暑い夜なのでした。

荒巻 慶士

UPDATE
2020.07.15

その他

一国二制度の終焉

    香港は終わった。ネット上では、そんなつぶやきが聞かれた。先月30日、香港国家安全法が成立、施行されたことを受けてのものだ。

 これにより反中的な言動が犯罪とされるおそれが生じ、彼の地における政治活動の自由は著しい制約を受けることとなった。早速、その翌日の今月1日には、逮捕される者が出た。最初の逮捕者は、バックパックの中に「香港独立」と書かれた旗を持っていたのだという。

 

 日本では憲法上保障される権利を不当に制限するものとして、違憲無効とされる法律といえるが、香港においても、デモ隊の覆面を禁じる条例に関し、裁判所が憲法に相当する香港基本法に違反すると判断し、この条例の執行が停止されたことがある。これについては、昨年11月のコラムで、香港は中国に属することにはなったが、一国二制度はまだ維持されているのだと認識したと書いたところだ。

 

 香港基本法はそのままであるから、国家安全法もこれに反し無効ともいいうる。香港の立法機関である議会の議決を経ていない点でも、その違憲性は明らかだといえるが、国家安全法によれば、国家の安全にからむ事件を審理する裁判官は行政長官により指名されるのだという。

 そうすると、同法を違憲無効と判断される余地はまずないということになる。

 

 国家安全法の内容と制定の経過を見れば、香港において、政治活動の自由とともに、それを制度的に担保する三権分立が排除されており、一国二制度はまさに終焉したといえそうである。

 同法の施行を伝えた新聞は、その紙面で、ふるさと納税に関し泉佐野市が国に逆転勝訴した最高裁判所の判決を報じていた。自由主義・民主主義という価値を国の根底に据える日本国民として、香港市民の〝窒息〟には黙っていることはできない。

後藤 慎吾

UPDATE
2020.06.30

その他

Necessity is the mother of invention.

今日は2020年6月30日。今年の半分が終わろうとしていますが、未だ世の中はコロナウイルス一色。おそらく来年までこの問題は継続しそうです。

 

世界では多くの人命が奪われ、人々の移動や交流が著しく制限されています。他方で、デジタルトランスフォーメーションやテレワークへの対応など、人々の考え方やあり様にも急速な変化が生じています。

 

欧米に”Necessity is the mother of invention.”ということわざがあります。直訳すれば「必要は発明の母」になりますが、課題が認識されなければそれを解決する新しいアイデアも生まれないということを意味しています。

 

我々はこの問題によってこれまで目を背けてきた様々な課題を直視することを迫られました。コロナウイルスは忌むべき存在ですが、それへの対応を契機として、これまで積み残してきた国家的・社会的な課題を一掃する原動力とすることが求められています。

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