後藤 慎吾

UPDATE
2023.10.30

その他

弁護士人生20年

私が弁護士登録をしたのは2003年10月のことだから今月でちょうど20年になる。ここまで大過なく弁護士の仕事を続けることができたのは、これまでに指導いただいた諸先輩方、今ともに事務所を運営している荒巻弁護士、支えていただいた歴代の秘書の方々など、多くの方々のお陰であり心より感謝申し上げたい。

 

将棋の谷川十七世名人は、将棋の棋士は「勝負師」と「研究者」と「芸術家」の3つの顔を持つと述べているが、弁護士も同じだと思う。訴訟には勝ち負けがあるし、事件を処理するために関係する法律について研究することも多い。また、弁護士の仕事として契約書を作ることがあるが、弁護士にとって契約書は「作品」というべきものであり、全体として論理的一貫性があり均整の取れた美しさが追求される。

 

私は何でもすぐに飽きてしまう性分なのだが、弁護士の仕事だけは辞めようと思うことがなかった。それは、弁護士という仕事がこのような多様な側面を持ち、どこまでいっても極めることが困難だからなのだろう。

 

健康に問題がなければあと20年は弁護士として仕事をしたい。そう考えると今はちょうど中間地点だ。これまでの20年の蓄積を活かしてこれからの20年も実りあるものにしていきたい。

後藤 慎吾

UPDATE
2023.08.24

その他

ダイエット

今年の5月と6月の2か月間、ダイエットをした。このところの数年間、仕事や本の執筆などで忙しく運動することもなかったので、もともと60キロ台だった体重が気付けば78キロになっていた。

 

目標は10キロ減の68キロ。食事制限をしないでも運動さえすれば体重は減るだろうと考えていたが、1週間がたっても一向に体重は減らない。若いころとは勝手が違うことを痛感し、心を入れ替えて6月末まで以下の「痩せ活」を遂行した。

 

―食生活―

・お米、パン、麺類などの炭水化物の摂取を極力やめて、野菜中心の食事をとる。

・家で晩酌するのをやめる。

・間食をやめる。

・食べる前に食品のカロリー表示を見る(高カロリーの食事はあきらめる)。

 

―生活習慣―

・毎日体重計に乗る。

・体重だけでなく体脂肪率などの他の数値にも気を配る。

・毎日ランニングや筋トレをする。

・夜型の生活を改め早寝早起きをする。

 

最初は苦行だったが、1週間もすると「痩せ活」をしている自分が普通になって逆に体重の増加につながる行動をとると後悔するようになった。結果、6月の終わりには64キロまで体重が落ちた。脂肪が蓄積した腹はへこみ、それまで履いていたズボンはぶかぶかになった。

 

ただ、ダイエット期間が終了してからは食生活の「痩せ活」のいくつかはもうやっていない。酒を飲み、おいしいものを食べるのは人生の楽しみの1つだ。やっぱりこれだけはやめられそうにない。で、あれだけ苦労して減らした体重は着実に増加中だ。

後藤 慎吾

UPDATE
2023.06.15

その他

山手線を歩く

今年のゴールデンウィークのある日、山手線を徒歩で一周した。

 

自宅近くのバス停からバスで東京駅に向かい、同駅を午前10時30分に出発。山手線でいう内回り(左回り)方向を進んだ。基本的には山手線沿いの歩道を歩くのだが、時折歩道が線路から離れて別の方向に進んでしまうことがあり、そういうときは山手線沿いの歩道に戻るためGoogle Mapのお世話になった。

 

巣鴨でGoogle Mapを開くと、駅から徒歩で20分程の距離に芥川龍之介の墓があることがわかった。私にとって芥川は特別な作家だった。山手線を一周するという目的からは離れるが、Google Mapの指示に従って芥川の墓まで歩き、墓前で手を合わせた。

 

午後4時に新宿で遅い昼食をとり、渋谷の雑踏を抜けて、大崎あたりで日が暮れた。その後、新橋や有楽町の飲み屋街の誘惑をはねのけて東京駅に戻ってきたのは午後9時だった。

 

少々疲れたが、山手線の駅やその近隣の街並みにはそれぞれ個性があり、それを体感できたのは面白い経験だった。今度は大阪環状線でも歩いてみようかなと思っている。

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