後藤 慎吾

UPDATE
2022.10.03

その他

金融商品取引業コンプライアンスハンドブック

先月、私の2冊目の著書となる「金融商品取引業コンプライアンスハンドブック」が公刊された。

人事を尽くしたので、あとは読者諸賢のご判断に委ねたい。

 

これまでは空いた時間の全てをこの本の執筆につぎ込んできたので、それが終わると時間を持て余すようになった。久しぶりに水泳や筋トレをしたり、飲みに行ったりしていたのだが、なんだか物足りない。

 

それで、また何か新しいことをしたくなって、いっそのことYouTuberにでもなってみようかなどと一人夢想していたのだが、家族に相談してみると、皆大反対だったのでやめにした。

 

結局、ハンドブックをもとにして関連情報を提供する「金融商品取引業コンプライアンス通信」というブログを始めるという無難な線に落ち着くこととなった。これがどれだけ続くのかは定かではないが、ハンドブックをお買い求めいただいた方はこのブログもご贔屓の程を。

荒巻 慶士

UPDATE
2022.09.20

その他

依頼者とともに

 コロナ禍をまたぎ、第一審、第二審と長く続いた訴訟について、このほど高等裁判所の判決の言渡しがあった。雇止めをめぐる労働事件で、使用者側の代理人として審理を担当した。

 結果は、幸いにして勝訴だった。

 

 事実関係、その法的な評価ともに、全面的に主張が対立する中で、書面は長大となり、証拠も膨大になった。地方裁判所で行われた証人尋問では、訴えを提起した本人含めて、上司・同僚ら、社員5名が法廷に立つなど、〝フルコース〟の展開となった。

 

 訴訟において、審理の状況次第で、代理人としてなすべきことが多くなることは当然だが、依頼者の負担も大きくなる。相手方の主張に応じて、本人、会社の場合は担当者、さらに担当者を通じ関係者において、新たな調査の必要が生じたり、証拠探しをお願いすることになる。

 事件を組み立てて進めるのは弁護士の仕事だが、これを支える協力がなければ、的確で、効果的な主張・立証は困難だ。

 

 振り返ると、依頼者と意思疎通が図れ、歩調の合った事件は、首尾よく進んだことが多い。残念ながら、その逆のケースもある。

 改めて、依頼者との協働関係の大切さを認識している。

後藤 慎吾

UPDATE
2022.08.22

その他

自由

3年前の夏に取り掛かった書籍の執筆が先月ようやく終わった。
この間、酒も飲まず、遊びもせず、寸暇を惜しんで執筆に没頭した。

脱稿予定日の1週間前に盲腸になって入院するというハプニングもあった。この3年の心身への負荷が祟ったのだろう。

司法試験の勉強も3年を要した。合格しないと鬱々とした日々は終わらないので一心不乱に勉強した。今でも覚えているのは、合格発表のあった翌日に、池袋のパルコでボーダーシャツを買ったことだ。そのとき、ああ、これでようやく自由になったと思った。

この3年間も常に頭の中に執筆のことがあって心が休まる日がなかったが、今は、何の憂いもなく、読みたい本を読めるし、行きたいところにも行ける。やはり自由はいい。

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