後藤 慎吾

UPDATE
2025.12.19

その他

仕事の効用

私は弁護士として仕事をすることで依頼者から報酬をいただく。お金がなければ生きていけないからそれはそれで大事なのだが、仕事はそれ以外にも様々な効用を私にもたらしてくれる。 

 

それらの効用の中で最も重要なものは経験だと思う。人は仕事をする過程で様々な経験をする。そして、その経験はその後に仕事を行う際の指標となる。経験は、私に自信を与えてくれる。 

 

依頼者がいなければ私は仕事をすることができない。数ある弁護士の中から私を選んで依頼してくださったすべてのお客様のために感謝の気持ちをもって最善の努力を尽くしたい。 

荒巻 慶士

UPDATE
2025.11.28

その他

手放すということ

 数日間、旅行で東京を離れた。

 パソコンなしでとも考えたが、まあこれだけはとにカバンに入れた。けれども、開く時間は決めることにした。今回は、仕事のことも気になる他のことも持っていきたくはなかった。

 

 飛行機の中で、気になることは自然と思い浮かんでくる。離れようとするのを追いかけてくるようだ。それを塗りつぶすように黒く消した。ところが、抹消すればするほど、浮き出してくるようだ。

 ため息をついて外を見る。窓からぷかぷかと浮かぶ雲を眺めた。ゆるやかに過ぎていく白い綿毛。流れのままに去るに任せる。手放すことをイメージしたら、自由になれた気がした。こだわらない、放っておく。

 

 弁護士の仕事といえば、まずは、法を知り、その考え方を示して助言し、解決に向けた手助けをするというあたりか。他方で、この仕事に長いこと携わって思うのは、法に関わるさまざまなストレスから解放するという重要な役割がある。トラブルの渦中にあって、混乱する依頼者に負担を手放すことを可能にすることだ。

 

 離れてみると冷静になれる。自分を取り戻すことができる。旅行もそういうプロセスか。貴重で大切なひとときであると知る。

後藤 慎吾

UPDATE
2025.10.16

その他

彼岸過ぎても

前々回のコラムで書籍の執筆の締め切りが9月末だと述べたが、10月も半ばだというのにまだ原稿を書いている。本業が忙しかったこともあり想定通りに進まず、無理を言って締め切りを11月末まで伸ばしてもらった。 

 

法律書の執筆というのは、法律、政令、省令などの法令に書いてあることを読者に分かりやすく説明すればよい。小説家のように無から有を生み出す必要がないので、私のような創造性のない人間でも著者になることができる。ただ、間違ったことは書けないので、裏をとるために様々な法律書を読み込んでいるとあっという間に1日が過ぎてしまう。48歳になったというのにいまだに勉強の日々だ。 

 

法律について1日あれこれ思いを巡らすのはしんどい作業のように思われるかもしれないが、忘れていたことを思い出し、新たな知見に触れることができるので結構楽しい。司法試験の勉強の時もそうだった。法を学ぶことが生来好きなのだと思う。 

 

このような成長の機会をいただけていることに感謝しつつ脱稿まであと1か月半駆け抜けたい。 

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